福島県は以前五色沼周辺を中心に行ったことがありますが、今回は会津を旅行してきました。
●昭和村
苧麻という植物を使った「からむし織」が織られていた昭和村に立ち寄りました。廃校となった木造の喰丸小学校とそばカフェがあり、地粉を使った十割手打ちそばと、そばガレットのスイーツをいただきました。両方とも美味しかったです。
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喰丸小学校 |
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教室の窓全面に大イチョウが広がります |
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そばカフェSCHOLA(スコラ)は別棟 |
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店内 |
只見線のビューポイントに寄りながら三島町へ。
●三島町の「工人まつり」
奥会津の三島町は桐ダンスや山ぶどうなどの籠の手工芸品で有名な場所で、毎年6月に「工人まつり」という市が行われ、籠が多く出品されます。
いろいろな籠を見るのは楽しいですが、人も多いのでゆっくり選ぶことができず何も買いませんでした。制作にとても手がかかり長く使えますが、高価なものなのでもし本当に欲しい場合はやはり籠専門のセレクトショップでよく考えて気に入ったものを選んだ方がいいかもしれません。
自分の山ぶどうの籠を持って歩いている人が結構いて、いくつも持っている籠ファンの人が多そうでした。そういう人は掘り出し物が見つけられたりしていいかもしれませんね。
●会津本郷町から会津若松へ
2千年の歴史があるという伊佐須美神社に行きました。何本もが合体したような樹や年月を経た太い樹が多く、近くに川があるせいかたくさんの鳥の声が聞こえエネルギーを感じます。
ちょうど咲き始めたあやめ園ではピクニックをしたりしていて会津の人々に親しまれているようでした。
その近くに会津本郷町という焼き物の里があります。
たくさんの窯元があり、陶器と磁器の両方の土が出るそうで、それぞれかなり違った作風の器を作っています。
以前から気になっていた「樹の音工房(きのおとこうぼう)」に行きました。
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少し道から下った所に建つかわいい工房 |
こちらの工房の作品は、本郷焼陶磁器会館や会津若松市内のお店でも扱っていて、結局マグカップと小鉢を2つ買いました。軽くて電子レンジも可とのことで使い易そうです。作家物はたまたま在庫がそろっていたり出払っていたりでその時の出会いなので、今回気に入ったものを買うことができて嬉しいです。
近くに「樹の音工房」のカフェもあり、長く休業中のようでしたが行ってみたかったです。
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花形に開いた口が特徴的なマグカップ |
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直径11㎝程の小鉢は柄も質感もいい感じ |
そこから会津若松市の七日町周辺へ。
古い建物が利用されていてきれいな街です。とにかく街中に蔵がたくさん。太い梁と分厚いしっくいの壁の蔵は今からではとても建てられそうもないので、何とかずっと保存してほしいですね。
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コンパクトな大きさがかわいいレトロな建物 |
●はじまりの美術館
猪苗代湖の上にある「はじまりの美術館」に行きました。
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古い酒蔵を利用した建物が、外も中もとても素敵です |
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三井啓吾氏の鮮やかな作品。土壁とよく合います |
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木レンガの床 |
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新聞紙とガムテープで作られた関口光太郎氏のオブジェ |
庭にはおそらく酒蔵があった時代からの小さなお稲荷さんがあります。
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とても小さなお稲荷さん。この前には鳥居があります |
昔よく庭で食べたグミがパックで売られていて、懐かしくて買いましたがやはりすっぱいのでグミ酒にしてみました。1年くらいかかるそうです。
関東と同じくらい蒸し暑かったのは予想外でしたが会津はとてもいい所でした。また行きたい。
#会津 #はじまりの美術館 #樹の音工房 #そばカフェSCHOLA #工人まつり